1月半ばのマドリードはヨーロッパ全土に及んだ大寒波のせいで雪にみまわれ、17年住んでて初めてと言うくらいの雪景色でした。
エアコンどころか、まともな暖房一つ無いうちの家では、19世紀の方達はこんな感じだったのかねぇ?と言いながら凍えております。
そこで、コタツを作ろうと思い、こちらの素材でいろいろと試してみたのですが、赤外線ランプが強すぎてコタツの布団が燃えそうだとか、コタツのための低いテーブルへの設置が難しく電気代も食ってしまうという理由などで難航し、結局行き着いたところが、湯たんぽ数個を布団のかぶさったテーブルの中に放り込むと言うシステムのまったく原始的なコタツでした。
でもこれがなかなか居心地が良い。しかもお湯なので電気は使わずエコなのです。
子供の頃からウチの実家にはコタツと言うものが存在していなかったので、マドリードに居ながら初コタツです。
さて先日、日本のNHKの方からお願いされて、「ハート展」と言う企画に参加させて頂く事となり、詩を読んでそれからイメージする絵を描きました。
僕は頭の中に浮かぶイメージだけで絵を描く事は出来ないので、数年前の6月に訪れたアストゥリアス地方の農家をモチーフにして絵を描きました。
この風景は日本のようでもあり、またスペイン的でもあります。
あの日の僕はまる一日一生懸命働いた後に見れた綺麗な夕焼け空がまるで自分への褒美のようだと思いました。
僕にとって、この風景は小さな幸せのイメージそのものでした。
早い春と夏の訪れを祈って、今月はこの絵を載せます。
神津善之介